映画から学ぶファッションと音楽「さらば青春の光」

まとめ

 

エンタメウス編集部エンタメウス編集部

映画から学ぶファッションと音楽「さらば青春の光」

良い映画には「良い音楽」と「良いファッション」が付き物である。

しかしそれらが全て完璧に揃っている映画というと、そうそう無い。

そこで日常のオシャレに使えて、サウンドトラックも素晴らしい映画をピックアップして紹介してみようと思う。

 

モッズ入門に最適な『さらば青春の光』

1979年公開、フランク・ロダム監督の本作品は「THE WHO」が73年に発表した『四重人格』を基(展開上歌詞等を使用している)にモッズとロッカーズの抗争や、大人になりきれない中途半端な年代の青春が時にきらびやかに、時にやるせなく描かれている名作。オープニングを説明するとネタバレするので詳細は割愛する。

オートバイ、クスリ、音楽、女の子、喧嘩。青春に必要なものが全て詰まったこの映画は今でも私の宝物である。

この頃のモッズ文化やロッカーズ、テディ・ボーイズ文化や社会情勢等も知ったうえで観ると更に楽しめるので少し調べてみてから観るのも良いと思う。

例えば風呂の中で「キンクス」の『You Really Got Me』を主人公のジミーが歌い、その隣でロッカーズが「ジーン・ヴィンセント」の「Be Bop A Lula」をムキになって歌い合い、一発カマしてやろうかと思ったら幼馴染みだった。というシーンなんて、最高に面白いものなのである。

というわけで、音楽も素晴らしいこの映画のサウンドトラックを少しだけ紹介しようと思う。

 

何が凄いと言えば「キース・ムーン」が凄い

「キース・ムーン」は「THE WHO」のドラマーであるが、その真骨頂が聴けるのが本サウンドトラックの2曲目『REAL ME』である。

とにかく凄い。文字に書き起こすのが面倒くさい程凄い。

その他の曲も「THE WHO」の改名前のバンド「ハイ・ナンバーズ」や「キングスメン」「ジェイムス・ブラウン」など豪華に入れ込んである。

「THE WHO」をメインに据えた映画なので仕方が無いが、本音を言えばもう少しレアなソウル・ナンバーやベタなところで言えば「キンクス」「スモールフェイセス」などもぶち込んで欲しかったのだが、その点をさっ引いても全く問題無い。

映画を観た後なら更に、これらのサウンドトラックの曲達が輝いて聴こえる筈だ。

 

女性にこそ着て欲しいモッズファッション。

もちろん男性にも参考になるこの映画、しかし間違ってもエース役の「スティング」の真似をしてはいけない。

「スティング」は「スティング」だから恰好が付くのであって、一般人が真似するのは主人公ジミー、及びスパイダーという事になる。

前回と同じく洋服のサイズ感がとても自然で特にスーツを着崩す時の参考にはもってこいだ。

普通のブランド物のスーツを買うぐらいなら一着セミオーダーでパーティー用にモッズスーツを仕立てておくのもお勧めだ。オーダースーツは高いと思われがちだが比較的安く仕立てられる。

完璧にモッズを真似しようとすると、かなり細かい決め事があるので、あくまで参考にとどめておくのが良いと思う。

簡単に説明しても

ハイギア(ドレッシーな感じ)

ローギア(スポーティーな感じ)

という年代の違いがあり、ハイギアのモッズがスーツを作る時のサイドベンツの深さは約12.7センチ、袖は本切羽で5つ以上というものもあるなど、専門用語が満載で非常に時間がかかる。

話が男性に終止してしまったが、女の子がモッズの服装、メイクをしていると最高にキュートに見える。どれを着れば良いかというよりは「彼氏に借りたモッズコート」という設定で少し大きめのM−51シェルパーカーを羽織っていればまず問題ない。可愛い。間違いない。興奮して来る。最高!

 

花に嵐のたとえもあるさ、さらば青春の光

というわけのわからない見出しで締めさせて頂くが、この映画は楽しい映画ではない。

青春の無力さ、やるせなさ、どうにもならないあの感じ。というのをびしびしと叩き付けられる。

それでも楽しい事はある。でもそれって本当に楽しい事なのだろうか…などと色々と考えさせられてしまう映画だ。

人間、いつか青春とさようならをしなければいけないのだろうか、いや、そんな事はないよなあ。と思いながら結びとさせて頂く。

 

お付き合いいただきありがとうございました。

 

 

 

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