【第1回】デート等で聴いてはいけない、超オススメの音楽

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加藤広大加藤広大

【第1回】デート等で聴いてはいけない、超オススメの音楽

惚れた証拠はお前のくせが、いつか私のくせになる。詠み人知らず。広大です。

 

陽気も段々と良くなり、そろそろ男子、女子諸君は開放的な気分になり、新しい生活も少し落ち着いてさまざまな恋が芽生えたりもしただろう。

陽気が良くなってくると、遠出がしたくなる。そう、デートだ。不純異性交遊だ。

 

するってぇと、大事なのは音楽である。
ピクニックに行くのも、車でドライブに出かけるのも、呑みに行くのにも、音楽、音楽に関する話題はとても身近だ。

 

休みを合わせたドライブデート、とても良い天気で風が心地よい。

「お前、おれは今日、この日のためにテープを作って来たんだよ」
「あら、それは素敵ね。聴いてみたいわ。うっとり」

 

等甘い会話がそこかしこで繰り広げられるだろう。畜生。
その時相手のテンションを地獄に突き落とすようなセレクトをしたのではその先の色んな意味で付き合う行為もままならない。
そこで今日は今まで散々音楽トークを繰り広げて来た揚げ句に遠い目をされて来た私が、そんな迷える子羊に勝手にアドヴァイスをしたいと思う。

 

ジョン・ケージ 「Organ2/ASLSP」

まず1曲目はジョン・ケージのOrgan2/ASLSPだ。

ジョン・ケージはアメリカの音楽家、詩人、キノコ研究家、思想家、実験音楽家。つまり、わけのわからない人である。

 

いくら君が実験音楽が好きで、キノコの研究をし、音の組織化という大命題に挑んでいたとしてもこの曲をデートに使うのは無謀だ。

 

なぜなら、最初の音が鳴るまでに1年半かかる。

 

もし相手が待ってくれていたとしよう。うん。理解のある相手だ。すてきじゃあないか。しかし、

 

演奏が終わるのは639年後だ。確実に死ぬ。

 

捉え方によってはロマンチックであるが、できれば勧めはしない。

ちなみに私はジョン・ケージではないが、ウィリアム・バロウズとジャン・コクトーの激鬱朗読LPをBGMに、いい感じで拙宅にて女子と杯を酌み交わしていたところ、夜中の2時なのに用事を思い出されて帰宅されたことがある。

 

面影ラッキーホール 「好きな男の名前腕にコンパスの針で書いた」

次は、面影ラッキーホールの名曲、好きな男の名前腕にコンパスの針で書いたを紹介しよう。

面影ラッキーホールは日本の歌謡ファンクバンド。ワーグナーの総合芸術論を理論的背景に、全曲タイアップ狙いというウイットに富んだバンドである。富み過ぎてるけど。

 

面影ラッキーホールの詞と曲の世界は素晴らしい。正直歌謡ファンクという概念ではくくれない何かがある。つい勧めたくなるだろう。

ただ女性は男性が思っているより冗談が通じない場合がある。
同バンドのヒットナンバーである

 

「ラブホチェックアウト後の朝マック」
「あんなに反対してたお義父さんにビールをつがれて」

 

なども同様である。というか、すべてセレクトしてはいけないと解釈してもらって間違いない。

 

ちなみに私は、この曲を良い感じになった数人に聴かせているが、

おしなべて、途中から私を見る目付きが路上の吐瀉物を見るような目になる、という信頼と実績のNGソングである。

 

ヤーヴォル・ラースロー 「暗い日曜日」

暗い日曜日

さあ、気を取り直して次の曲へ行こう。
休みの日に聴いてはいけない曲の筆頭、泣く子も黙る
「暗い日曜日」ヤーヴォル・ラースローである。

1993年にハンガリーの作曲家、シュレッシュ・レジェーによって作曲された(作詞ヤーヴォル・ラースロー)元々シュレッシュの失恋体験を元にした曲だったのだが…

 

 自殺アンセムと言われるこの強力なパーティーチューンは世界各国で放送禁止になり、聴いた人間が次々と自殺していったまさに悪魔の曲である。

 

「バーでこの曲を演奏したところ、突然男2人が拳銃自殺をした」
「このレコード盤を抱きしめたままドナウ河で入水自殺した」

 

などエピソードには事欠かない。
ちなみに私はせっかくの休日デートで、この曲の他、陰鬱になる楽曲について小一時間ほど講釈を垂れたあと、ふと相手の顔を見たら遠い目をしていた。私は死んだ。

 

デートの前にはぜひサウンドトラックを作ろう

他にもデートにはたくさんの落とし穴が待ち構えている。
せっかくの1日を台無しにしないためにもぜひ、気をつけて欲しい。
しかしながら、相手の事を考えて音楽をセレクトするのはとても楽しく、幸せな行為である。
2人の大事な1日を、映画のようにするために、オリジナルのサウンドトラックを作成してはいかがだろうか?

ちなみに私はオリジナルのサウンドトラックを作成して、うまくいったことは一度も無い。

 

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

それではまた。

 

画像取得元:ブログ用の写真検索さん

 

 

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加藤広大

加藤広大

都内在住のグラフィック、エディトリアルデザイナー。その他シルクスクリーン、オカルトグッズ制作、悩み相談から猫探し等で日銭を稼いでいる。 齢三十にして「どうやら食えてない」事に気付き、煙草銭と飲み代欲しさにライターに応募した所「書いても良いよ」と言われたので書いているのだが、伝えたい事が無い。【facebook】【仕事の一部】

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