総勢71名のアーティストの手を渡り、世界を旅して完成したスケッチブック!「スケッチトラベル展」

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総勢71名のアーティストの手を渡り、世界を旅して完成したスケッチブック!「スケッチトラベル展」

それは遊び心から始まった

『トイストーリー3』のアートディレクター堤大介と、フランス人イラストレーター、ジェラルド・ゲルレが思いついた壮大な「遊び」。
それは、彼らが敬愛する世界中の絵本作家やアニメーター、イラストレーター、漫画家たちと、つながりたいという発想で始まった。

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ルールは、1冊のスケッチブックにひとり1ページ絵を描いて、どんなに時間が掛かっても、距離が遠くても、必ず手渡しで次の人に渡すこと。
スケッチブックが完成したらオークションに掛けて、そのお金を発展途上国における子供の識字率向上と、性差なき教育の普及を支援するチャリティー団体“ルーム・トゥ・リード”へと寄付しよう。
目的を得た遊びは、アーティストたちの友情と、夢でつながったチャリティープロジェクト『スケッチトラベル』となり、4年半の年月を経てとうとう1冊のスケッチブックが完成した。

最後のページを飾るのは、宮崎駿監督

最後のページを飾るのは、宮崎駿監督

 

途上国に図書館を建てるチャリティープロジェクト

『スケッチトラベル』プロジェクトに対する想いを物語にした堤大介初監督作品の短編アニメ「THE SKETCHTRAVEL」をここで見てみよう。


【出典:Youtube】
アーティストたちの友情で紡がれた長いスケッチブックの旅が、大きな夢を実現させる様を描く7分22秒の作品は、実にドラマチックで夢にあふれている。

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ジェローム・オペニャ

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松本大洋

実際、ベルギーにてオークションにかけられたスケッチブックは、なんと日本円にして800万円を超える額で落札されたそうで、この収益をもとにラオス、カンボジア、ベトナム、ネパール、スリランカの5カ国に図書館が建設されたのだという。
東京の渋谷ヒカリエ 8F「8/ CUBE 1,2,3」にて7月7日まで開催されている「スケッチトラベル展」では、このスケッチブックに描かれた作品の複製原画を展示中だ。

 

4年半の歳月を経て旅したスケッチブック

参加したのは、ビル・プリンプトン、ジェームス・ジーン、レベッカ・ダートルメール、グレン・キーン、フレデリック・バック、日本からは宮崎駿、松本大洋、寺田克也、森本晃司、堤大介など12カ国の名だたるアーティスト71人。
それぞれが自由に創意工夫を凝らし、スケッチブックというアナログで脆く、壊れやすい一冊に、手描きのリレーをしていった。

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会場には、複製原画と共に、スケッチブックが手渡される際に撮影された記念写真のコラージュや、旅の途中でダニエル・ロペス・ムニョスがスケッチブックを保護するために設えた木箱も展示されている。

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また、物販コーナーでは出版された『スケッチトラベル』や、Tシャツなどのグッズも販売中。

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特に会場で書籍『スケッチトラベル』を購入すると、うれしい特典としてこのプロジェクトのマスコットであるネコ君のフィギュアが付いてくるのは見逃せない(6月29日現在)。
一週間限定の「スケッチトラベル展」。
入場は無料。写真撮影可能。ぜひ、一冊のスケッチブックを通じて結実した、12カ国のアーティストたちの競作を見に、今週は渋谷へ足を運んでみよう。

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「スケッチトラベル展」
会期: 2013年6月26日(水)~7月7日(日) 11:00~20:00
    (※初日の6月26日は~17:30まで。最終日7月7日は~17時まで)
     会期中無休/入場無料
会場: 渋谷ヒカリエ 8F 「8/ CUBE 1,2,3」

画集『スケッチトラベル』公式サイト

 

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遊びと美味しい酒のために仕事をする、しがない企画屋。 エンタテインメント業界からIT業界までを渡り歩き、身体には熱いアルコール濃度の血がたぎる。 バーテンダーたちからは、「食べているときだけ大人しい人」と呼ばれる酔狂侍。 最大の弱点は雨の日と月曜日。 twitter

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