嘘でもいいからモテようとした結果、全身緑色で渋谷を歩くことになった話

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ヨシキヨシキ

嘘でもいいからモテようとした結果、全身緑色で渋谷を歩くことになった話

僕がモテないのも、ぜんぶ雪のせいだ。

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【参照元:KAI-YOU.net

 

どうも、日頃あまりにもモテないため季節感すら失ってしまったライター・ヨシキです。暑いとか寒いとか、最早どうでもいいというのが正直なところです。ここにあるのは無限の孤独だけです。

とはいえ、季節感の喪失とはつまり、温度感の喪失。「地球温暖化とか自分だけ実感できていないのでは?」と、薄暗い部屋でふと恐怖に襲われるときだって正直あるんです。宇宙船地球号の乗組員(クルー)として、これは由々しき問題です。だから僕は、失われた季節感を取り戻すべく、モテるための活動をおこなうことを決意しました。

 

勝者のメンタリティとは?

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【参照元:KAI-YOU.net

 

とはいえ現実は厳しいものです。JR SKI SKIの広告でピエロが川口春奈に変身したようには、簡単にモテ男になることなんかできません。 

「くっ…! こうしてる間にも、地球は温暖化しているのに…!?」

焦った僕はインターネットで色々な文献を検索しました。すると、今の僕にピッタリの理論を、サッカーの名門であるマンチェスター・ユナイテッドを指揮したサー・アレックス・ファーガソンが提唱していました。それは真の勝利者となるためには“勝ち癖(=勝者のメンタリティー)”が不可欠という理論です。

 

Alex Ferguson: My Autobiography

 

【人物紹介】サー・アレックス・ファーガソン
プレミアリーグの凄い指揮官。1986年から27年間に渡りマンチェスター・ユナイテッドを率い、13回ものリーグ優勝を達成。若手育成にも定評があるが、とにかくすぐ怒る。理想の上司ランキングで投票したいかどうかは意見が分かれるキャラクター。
 

 

非常にざっくり解説すれば“練習段階で成功体験を積み重ね、記憶することで自信を身につけ、本番の試合でも同じ成功が収められるようになる”という理論です。 

今の僕に置き換えると“短期的な擬似モテを得ることで、その体験をもとにした長期的な真のモテが得られるようになる”という理論ですね。これは凄くよさそうです。 

つまり、「まず、ウソでいいからモテる経験を積む
…うん、これならなんとかなりそうです。サンキュー、サー・アレックス!

 

ゆるさがウリになる時代だから

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【参照元:ゆるキャラグランプリ2013

 

では、カッコよくも優しくも面白くもない三重苦の30越えの男が、どうすれば一時的にであれモテるようになるか。色々トレンド分析をした結果、辿り着いたのは「ゆるいキャラの“中の人”になろう」という戦術でした。

ここでいう“中の人”とは、SNS等の運用担当者などではなく、着ぐるみに入る人のことを指します。くまモンやふなっしーなどに代表されるように、今ゆるいキャラは非常にモテます。イベントに出れば大声援をうけ、街を歩けば触られまくり。もちろんモテているのは“中の人”ではなく100%キャラクターの魅力ですし、恋愛感情的な意味でのモテでもありません。 

しかしよく考えてください。道行く若い女性に触られまくるなんて、普通に生きていて体験できることではありません。まさにモテです。モテが攻めてきた状態です。

 

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【参照元:ゆるキャラグランプリ2013

 

中身(人間的魅力)が空っぽの僕が、ゆるいキャラの中に入ることで「擬似モテ期」を体験することにより、モテのメンタリティを手に入れる…

それが真の勝利者(モテ)への第一歩…

やるよ、僕、やるよ!見ててよ、サー・アレックス!!

 

大切なのは、とにかく行動すること

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方針が決まれば、あとは行動あるのみです。ラン&ガンです。しかし素人がいきなり人気キャラの“中の人”にはなれるほど、甘い業界ではありません。 

となれば、コネを活用するしかありません。そこで、キャラクタービジネスを手がけている知り合いのサイトを覗いてみることにしました。

 

4 画面キャプチャ

こちらがそのサイト。KOKEくんというキャラクターを展開しているようです。【参照元:KOKEくん公式サイト

 

図4

うん、なかなか若い女性に触られやすそうなフォルムですね! これはやるしかありません!

早速「リアルイベントで、(普通のバイトとして)ゆるいキャラの中の人になれないか?」と尋ねてみました。

結果はなんとOK! 

ちょうど週末にリアルイベントをやるのでメンバーを探していたそうです。きた! きましたよコレは! モテのビッグイヤーを掲げる日が近づいてきましたよ!!

 

ふがいない僕は、ゆるいキャラになることにした

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というわけで、イベント当日。準備のために渋谷にある某所へ向かいます。さぁ、もうすぐモテのピッチに立ちますよ!

 

会話用 ヨシキ こんにちはー。

 

3 待ってたよヨシキさん

 

会話用 社長 やぁヨシキさん、よく来たね!今日はKOKEくんの“中の人”を、一緒に頑張ろう!

 

会話用 社長

【人物紹介】斉藤 翔

株式会社リプロモの代表取締役社長。オリジナルキャラクター「KOKEくん」を中心としたコンテンツビジネスを展開中。あだ名はコケ社長。

 

会話用 ヨシキ はい! もうホント御社のゆるいキャラになって、若い女子に触られまくりたいです!!

 

会話用 社長 よし、じゃあ早速準備にとりかかろう! KOKEくんグッズを使って変身だ!

 

ゆるいキャラ(KOKEくん)になるための準備 

以下、今回の主役のゆるいキャラ(KOKEくん)になるための手順を先輩が丁寧に教えてくれました。

会話用 KOKEくん

【キャラクター紹介】KOKEくん

コケから生まれた不思議なき物。本当にあるコケをモチー フにしたキャラクターであり、株式会社リプロモの命運を握る存在。 とにかく緑色。 

 

1.緑色の全身タイツを着る

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2.肌に優しく乾きが早い絵の具をAmazonで購入しておく

8 1まずは社長がインターネットでゲットしたすぐ乾く化粧品(絵具)

 

3.適量をたらす

9 2 適量を垂らします

 

4.少量の水で溶かす

10 3 水で溶かします

 

5.一気に塗る

11 4 顔に塗ります

 

6.塗りムラが出ないよう丁寧にのばす

12 6 フードで覆う部分を除いて完成です

 最後にKOKEくんキャップを被れば完成だよ! 

…って、これはダメなやつですね!“リアル”の意味が間違ってました!全然ゆるくないやつです! 

もはや中の人ではなくバリバリの外の人です。ライダーマンを上回る露出面積。少なくとも、若い女子には絶対触られないやつです。 

 

緑豊かな顔を目指して

 13 じゃあやってみよう

まぁしかし、ここまできた以上はやるしかありません。閉ざされた扉(ドア)の向こうに、新しい何かが待っているはずです。

 

 14 初心者なので塗ってもらいます

初心者なので、先輩に塗ってもらいます。

 

15 けっこう思いっきりいくな

(…先輩、けっこう一気に塗るな)

 

16 もうコケ君というかスケキヨです

…これはKOKEくんというより、「犬神家の一族」の佐清(スケキヨ)ですね。金田一先生(じっちゃんのほう)に、湖で逆さに突き刺さった死体の両足が発見されるパターンです。

 

17 完成です

もはやモテる要素など何一つ見当たりませんが、KOKEくんキャップをかぶって準備完了です。

 

18 なんか取材がきてました

最後はコケ社長自らも「KOKEくん」になり、全部で5人編成に。ミドレンジャーしかいないゴレンジャーが完成です。

 

渋谷へ行くよ

19 さあ出発 僕以外すげーのりのりです

準備も完了したので、いよいよ渋谷の街に繰り出します。しかしこれはリアルイベントというか、ただのゲリラプロモーションですね。人が集まりすぎると、たまに芸能人とかが送検されるアレです。

 

20 渋谷です

今回の活動内容は、基本的に原宿に向かって歩くだけ。「何ですかこれ?」と声をかけてくれた人に対してのみ“KOKEくんアプリ紹介カード”を渡すという、見た目に反してかなり地味なプロモーションです。

 

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「この宣伝方法は、直接のプロモーション効果というより、Twitterなどで緑色の僕らの画像が拡散されることでバズを生み…」などのマーケティング上の戦略をコケ社長が語っていた気がしますが、詳細は忘れました。

 

22 行進

それよりも、道行く人たちが「ブルーマン」や「ピクミン」、「シュレック」のプロモーションだと騒いでいたのが印象的でした。

 

23 緑のコーヒーブレイク ここのステマ?と間違われたので申し訳ない気持ちでいっぱいです

疲れたので交差点前のスタバで休憩。ブランドカラーが同じ緑のため、僕らの活動をスタバの新しいプロモーションだと勘違いした人がいたら、マジで申し訳なかったです。

 

24 スクランブル交差点前のコケ

信号待ちのコケたち。

 

25 スクランブルのこけ

スクランブル交差点ど真ん中のコケたち。

 

26 ・・・

…………………。

 

原宿にも行ったよ

28 原宿まで移動してカフェです

竹下通り近くのカフェまで歩き、再び休憩。

 

29 メイクなおし

ひび割れしたメイクを直します。

 

30 すげー写真とられました

通り沿いのオープンカフェだったため、やたらと写真を撮られました。でも、当然ながら誰も触ってくれませんでした。

 

31 帰りは電車です。寒いので

寒くなってきたので、原宿からの帰りは電車にしました。

 

32 プロモーションでもなんでもなく帰るだけです

緑の象徴・山手線に乗り込んだため、やはり「何かのプロモーションか?」という目で見られ続けました。JRにも申し訳ない気持ちでいっぱいです。

 

一つ言いたいのは、僕はJR SKI SKIの広告が大好きだということです。

 

34 とにかくやり遂げました

そんな感じで、モテのメンタリティを手に入れることなく、終了。寒空のもとのタイツ1枚は心身ともに堪えました。

 

35 じゃあ今日はありがとう

 

会話用 社長 じゃあヨシキさん、今日はありがとう!僕ら4人はこれから打ち上げ行くんで、ヨシキさんはそのまま電車で帰ってください!今日はホントありがとうね!

 

36 ・・・

………………。

 

ちなみにサー・アレックス・ファーガソンの信条は「ノー・ナンセンス(ばかげたことを許さない)」だそうです。

 

まとめ 

KOKEくんは「フェアトレードプロジェクト」の一環としても活用されるそうで、この日は取材の人もきていました。

こちらの紹介動画には僕も出演していますが、後ろでじっとしているだけなので静止画とあまり変わりません。(カウントダウンTVにおけるドラムの人みたいな立ち位置です)

 

 ラスト 岩上ダイヤモンドは不採用でした

僕がモテを感じられる日は、いつか訪れるのでしょうか。

 

さぁ、冬がはじまるよ!

 

 

【画像参照元】PAKUTASO

 

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