【第12回】デート等で聴いてはいけない。超オススメの音楽

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【第12回】デート等で聴いてはいけない。超オススメの音楽

最近はアプリなどで、どこでも手軽にラジオが聴けるようになった。便利なものである。

というわけで、私は毎週大好きな『山下達郎のサンデーソングブック』を欠かさず聴いているのであるが、その中でも特に好きな特集である「珍盤奇盤」特集が先日執り行われた。

その中で紹介された1979年の作品。『恐怖の人間カラオケ/少年探偵団』より、1曲ご紹介したい。

 

怪奇!恐怖の人間カラオケ!

とりあえず、能書きを垂れる前に、何も考えずに埋め込まれたYoutubeの再生ボタンをクリックしてみて欲しい。

いかがだっただろうか?

まず、短い人生において、あなたの貴重な1分15秒を消費させてしまったことを、この場を借りて深くお詫び申し上げる次第である。 明後日の方向から飛んでくる業に塗れた尺八に、因果なグルーブを奏でるドラム、煩悩に揺れるビートを刻むベースに憂いを讃えた女性ヴォーカル。

それらを全て「アカペラ(と言っていいのだろうか)」でやることにより、全ての人間をなんとも言えない気分にいざなう大乗仏教系グループである。

ちなみに歌っている「少年探偵団」とは川戸貴文氏が座長を務められていた劇団名で、目黒鹿鳴館にて観客動員0を記録した伝説のインディーズバンド「有頂天」のリーダーであり、電気グルーブの前進である「人生」を輩出した「ナゴムレコード」の運営もしていた演出家であり、映画監督であり、ミュージシャンでもあるケラリーノ・サンドロヴィッチも在籍していたというのだから驚きである。

ということなので、この「人間カラオケ」もその劇団の出し物だったようである。

ちなみにEP(シングル盤レコード)で6曲入りという大盤振る舞いで、他の曲も「与作」に負けず劣らずの快作である。ソングリストは

  • サウスポー(ピンクレディー)
  • 与作(北島三郎)
  • 絶体絶命(山口百恵)
  • ビューティフルネーム(ゴダイゴ)
  • 迷い道(渡辺真知子)
  • ジンギスカン

となっている。出来れば全て聴いて頂いて、人生の諸行無常を感じて欲しい。

 

おわりに

こういった珍盤、奇盤がたくさん出ていた当時と、今を比べるのはナンセンスであるけれども、もう少しこういったユーモアのある「これでいいのだ」的な音楽が世に沢山出れば、疲れた顔やしかめっ面をして道を歩いている人も、少しは減って、なんとなく平和な世の中になるのではないだろうか。

かと言って、これをデートの時にかけた場合、疲れた顔やしかめっ面をされる可能性があるので、注意すべきではある。ような気がする。フゥゥゥーゥゥウウー、チョォォーン。

 

 

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加藤広大

都内在住のグラフィック、エディトリアルデザイナー。その他シルクスクリーン、オカルトグッズ制作、悩み相談から猫探し等で日銭を稼いでいる。 齢三十にして「どうやら食えてない」事に気付き、煙草銭と飲み代欲しさにライターに応募した所「書いても良いよ」と言われたので書いているのだが、伝えたい事が無い。【facebook】【仕事の一部】

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